私達人間が普段食べている物は犬に与えても大丈夫なのでしょうか。
これを理解する為に、犬の視点から人間の食事を見てみましょう。
ドッグフードに比べて、人間の食べ物は非常に味が濃いです。
人間は複雑な味を感じ分けることができるほと高度に発達した味覚を持っていますが、それにくらべて犬の味覚はあまり複雑な味を感じる事ができません。
ですので、ドッグフードに比べて味か濃い人間の食べ物は美味しく感じるのです。
ただ、ここで問題があります。
味が濃いということは、その分だけ味付けに使われている成分が多いという事です。
代表的なものが塩ですね。
人間の食べ物にはほぼ塩分が含まれており、味を構成するのには欠かせない成分の一つですが、犬にとっては人間の食事に含まれる塩分量は多すぎるといえます。
犬は人間にくらべるとほとんど汗をかきません。
つまり塩分を排出するのが苦手なのです。
ですので過剰な塩分摂取は健康維持の大敵になるのです。
また、犬が主にエネルギー源としているのはタンパク質であるのに対し、人間は炭水化物などの糖質です。
ですので、人間の食事では本来必要のない炭水化物を沢山摂取する事に繋がりますので、消化不良をおこす原因にもなります。
また、ビタミン群は人間は食べ物から摂取しているのですが、犬は体内でビタミンを作り出しています。
ですのでビタミンを摂取する必要はないのです。
必要としている栄養分の違いがあるため、人間の食事をそのまま与えるのはあまりおススメできないといえます。
中には危険なものがあります。
代表的なのはタマネギなどのネギ類です。
タマネギは人間の食事に一般的に使われていることが多い食材ですが、犬にとっては猛毒です。
赤血球を破壊してしまうなど重篤な症状の原因となるのです。
だからといってタマネギを抜き取ればよいと言うわけではありません。
タマネギの成分は加熱しても変質しませんし、他の食材にも溶け込みます。
ですので、タマネギと一緒に調理しただけのものでも与えるのはとても危険なのです。