ドッグフードをいつもと違うものに切り替えたら、愛犬が下痢をしてしまったら、そのドッグフードが愛犬に合っていない可能性があります。しかし、その下痢が一過性のものであり、翌日には治まった場合はそれほど気にする必要はありませんが、下痢が一向に治まらない場合は、ドッグフードに含まれている成分に、犬がアレルギー反応を示している可能性もあります。そのため、下痢が続くようであればドッグフードを早急に元に戻す(あるいは別のフードに変える)必要があります。
また、レトルトや缶詰のドッグフードの場合、ドライフードに比べ水分含有量が多いため、過度に水分を摂取してしまい同じく下痢を起こしやすい傾向にあります。
通常、犬の便の回数は1日に1〜2回程、主に食後にする場合が多いです。もちろん、その子の腸内環境の状態にもよって異なるので、通常の便の回数は把握しておく必要がありますが、フードを変えたことにより便の回数が増えた場合、そのフードには穀物が多く含まれている可能性があります。なぜなら、犬は穀物を消化することができないため、便で食べた分を排泄するからです。
その他、与えた量が多すぎて便の回数が増えるということもあるため、日頃どれくらいの量を与えているかも把握しておくと良いでしょう。
便が硬い場合、愛犬がそのフードを好んでない可能性があります。なぜなら、無理やり食べることでストレスを感じ、その結果便が硬くなってしまうからです。また、フードの粒が大きくて愛犬のあごや噛む力にフードが合っていないということも考えられます。いずれにせよ、ストレスを感じていることには変わりないので、便が硬くなったら、下痢同様にフードを変えた方が良いでしょう。
その他に、1回の便の量が多かったりそのままの形で出てくる場合、フードが腸内で消化吸収されていないという可能性もあります。消化吸収されていないということは、摂取した栄養素を吸収できていないということになるので、食べても食べても健康状態が優れないという結果にもなりかねないので注意が必要です。
それでは、どのような場合ならドッグフードが愛犬に合っているのでしょうか。一般的には、ドッグフードが愛犬に合っている場合、1回の便の量が少ないと言われています。便の量が多い場合、消化吸収されていないということは既に説明をしましたが、それとは反対で、消化吸収がしっかりとされている場合、便の量は自然と少なくなるのです。つまり、愛犬のドッグフードを変えた時、便の量が少なくてビックリすることがありますが、心配しなくて良いということです。
ドッグフードを切り替える時、色々と心配することがありますが、まずは少しずつフードの切り替えを行いましょう。そうすることで、アレルギー反応がない限り下痢を起こすことなくドッグフードの切り替えが完了します。また、切り替え中や切り替えが完了した時は、便の状態をよく見ておくことも必要です。なぜなら、便の状態で、愛犬にドッグフードが合っているかを見極めることができるからです。