涙やけには、先天的要因や細菌やウイルスの感染による疾患、食物アレルギーなど多くの原因があります。
逆さまつげやまぶたが内側に反り返る先天性のもの、細菌やウイルス感染などの疾患によるものなど医学的治療が必要なものは動物病院で診てもらわなければなりませんが、ドッグフードが体質に合っていないと思われる場合は、ドッグフードを替えてあげることで涙やけが改善されることがあります。
体質に合わないドッグフードは老廃物が涙の中にも排出され、鼻涙管に詰まることで涙やけの原因になっていますので、他のドッグフードに切り替えることで改善する可能性があります。
犬の消化に適した動物性タンパク質をメインにしたフードや消化吸収率の高いフードなどです。
老廃物が少なくなれば、涙やけも軽減されます。
アレルギー対策用のフードなども免疫システムが反応しないほど消化吸収性を高めていますので適しているといえます。
また、添加物の少ないドッグフードやおやつを選びます。
嗜好性を高めるために使用される添加物などは、排出されるべきものですから、多く含まれるものは涙管を詰まらせる可能性が高くなります。
少ないほうが涙管などを詰まらせる可能性は低くなりますので、できるだけ自然な食材で作られた無添加、または添加物の少ないものを選びましょう。
手作りのドッグフードは涙やけ対策としては、最も適しているものです。
市販のドッグフードでは成分を確認する必要がありますが、手作りであれば、新鮮な素材を使い、添加物を一切使用せずに調理しますので、食べるだけで改善が期待できる、安全で安心できる食事です。
手作りのドッグフードはヒューマンレベルの食材を使いますので消化性も良く、涙やけを改善するための重要なポイントでもある水分を充分に含んでいます。
食事を改善するとともに、環境を整えることも大切です。
水分を多く摂り、老廃物を排出するためにおしっこのしやすい環境。
目元をいつもきれいにして、時には鼻涙管のあたりを優しくマッサージしてあげることです。