ドッグフードを与えていて問題が発生したら

1.抜け毛や皮膚の炎症は、アレルギーの可能性アリ

ドッグフードによってアレルギーが発症する場合があります。その原因の1つが添加物です。着色料や保存料など化学成分由来の添加物は、自然界に存在しない人工物といえます。それらが犬の体に合わず拒絶反応を起こし、その結果アレルギーになるのです。
また穀物もアレルギーの原因になります。犬は、肉食動物であるため穀物をうまく消化することができません。それらが体内で多く残留することにより内臓に大きな負担がかかります。その負担によってアレルギーが発症するのです。
抜け毛や皮膚の炎症のほかにも、人間と同じように気管支炎を発症し咳を頻繁にするようになることもあります。犬は人間よりも運動量が多いため呼吸も激しく、特に走り回ったりするような運動中には特に呼吸回数が多くなります。
もし呼吸器系のアレルギーを発症してしまうと、運動能力の低下にもつながり成長の妨げになるのです。
ですので、抜け毛や皮膚の炎症のような比較的症状が軽い物が見られた時点で病院で診てもらい、フードを変えたほうが良いでしょう。

2.便秘や下痢

また、フードが原因で便秘や下痢になってしまうこともあります。
上記の穀物の比率が多いフードだと、消化が上手く出来ずに体内に残留してしまいます。
それが便秘の原因となるのです。
逆に拒絶反応を起こして下痢になってしまう犬も居ます。
ですので、そのような症状が出た場合はたんぱく質が多く含まれたフードに切り替えてみましょう。
それに加え、乳酸菌を多く含んだ物を与えると改善する可能性があります。
乳酸菌は、腸内の活動を改善してくれるで善玉菌のエサとなるからです。
ですので、例えばフードにヨーグルトやチーズをかけてあげると改善する可能性があります。
これはフードの食いつきを良くする方法でもあるのでオススメです。

3.消化不良でフードを吐いてしまう

また、消化不良によりフードを吐いてしまうということもあります。
コレは先ほども書いたように穀物を含んだフードを与えた場合にも見られるのですが、実はもっとも多いのが「食べすぎ」です。
犬や猫だけでなく、あらゆる動物を飼育する上で一番いとおしく思える瞬間が「フードを与えているとき」だという飼い主は結構多いです。
そのため、愛でるためにフードを与えすぎてしまうというわけです。
フードを与えすぎると肥満の原因になりますし、更に消化不良による嘔吐が慢性化してしまうと逆流性食道炎になってしまいます。
コレは人間にも現れる症状で、胃酸が過剰に分泌された結果、食堂にまで達してしまうという病です。
常に胸焼けのような状態になるためストレスも溜まりますし、フードの量は適正を知っておきましょう。

4.体臭がきつくなった

フードによっては、体臭の原因になります。
これもまた、穀物が多く含まれているフードである場合が多いです。体内にフードが残留してしまった結果、それが体内で腐敗し大衆となって現れてしまうというわけです。
コレは内臓を痛めてしまう予兆でもあるので、ふだん以上に体臭がきつくなっている場合は一度病院で診てもらったほうが良いでしょう。

5.虫歯になってしまった

実は、犬でも虫歯になってしまいます。
たんぱく質のみを摂取していれば、本来であれば虫歯になることは殆どありません。
しかし、多くのフードには穀物も含まれているため、コレが口内に残ってしまった場合虫歯になってしまうのです。
その中でも、レトルトなどのやわらかいフードは注意が必要です。
ドライドッグフードの場合は穀物が入っていたとしても水分が無いので口内に残り辛いです。ですが、レトルトやセミドライドッグフードは歯の隙間などに入り込みやすく、虫歯の原因になります。
ですので、もし虫歯になってしまった場合は治療後にドライドッグフードに切り替えるか、または犬用のガムを与えてみると良いでしょう。

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