納豆のドッグフードは、ダイエットに非常に有効です。
なぜかと言うと、納豆の原料である大豆にはたんぱく質が多く含まれているからです。 犬は、タンパク質を消化するのに適している内臓を持っています。
そのため本来は肉を食べるのですが、肉には脂質が含まれているため肥満になる可能性があります。
しかし大豆には脂質が含まれていない為、肥満になる可能性は少なくなるのです。
そして納豆のドッグフードは通常の大豆が含まれたドッグフードと違い、安全性が高いと言えます。 なぜなら大豆が使われたドッグフードには、大豆ミールという、大豆製品を作った後に出る産業廃棄物が含まれている場合が多いからです。
しかし納豆のドッグフードは、そもそも納豆を作る工程において大豆そのものがないと作れないため、 大豆ミールが使われることはなく、安全性が高いと言えるのです。
そして納豆のドッグフードには整腸作用があるため便秘にも有効です。
なぜかというと、納豆にはオリゴ糖が多く含まれているからです。 オリゴ糖には、腸内にいる善玉菌の活動を活発にしてくれるという働きがあります。
この善玉菌が、腸内で便の排泄を促してくれる存在なのです。
そして、リノール酸というものも含まれています。
腸内には善玉菌の他に悪玉菌と呼ばれるものが居ります。 悪玉菌は善玉菌とは逆に、便の排泄を邪魔するのです。
このリノール酸は、悪玉菌の数を減らしてくれる働きを持っています。
さらに納豆には、食物繊維が大変多く含まれています。
それも水溶性の食物繊維なので、便の排泄をスムーズにしてくれる働きがあります。
ですので、納豆のドッグフードを食べるとで便秘を効率的に解消することができるのです。
納豆を普段与えているドッグフードに混ぜても良いでしょう。
もし犬がそんなに気にしないのであれば、そのままドッグフードと混ぜて与えても問題はありません。
しかし中には、あのネバネバを嫌う犬もおります。
そういった場合にはぬるま湯で少し茹でるような形で、ネバネバを洗い落として与えましょう 。
それでも食べないという場合には臭いを気にしている可能性があります。
その際には、お湯に納豆を入れて茹でながら混ぜてあげるとネバネバの取れ、そして臭いも多少消えます。
この茹でた納豆は、冷凍して保存することも可能なので大変便利です。
もしテフロン製のフライパンがあれは、軽く茹でた後に炒めてあげると、さらに臭いが取れます。
そして一つ注意すべき点は、決して調味料を加えないということです。
例えば納豆に必ず付属している納豆のたれ、そして醤油、あるいはカラシなど、これは絶対入れてはいけません。
これらの調味料や刺激物は犬の健康を損なう可能性がありますので必ず避けましょう。
そして最近では、犬用のドライ納豆も販売されています。
ドライ納豆は通常の納豆とは違いネバネバしていないため、 犬にも与えやすいという特徴があります。
また、 他の食材の個性を殺すことがないので、手作りドッグフードにも利用できます。
例えば、ドライ納豆とヨーグルトを混ぜて与えると便秘解消にかなり役立ちます。 先述のように、納豆には便秘解消にかなりの効果があります。 そしてヨーグルトにも乳酸菌が含まれているため、整腸作用があります。
この二つを混ぜて与えることで、便秘解消により一層近づくのです。
またキャベツなど野菜を炒めたものと混ぜることで、納豆の匂いが付いて食いつきが良くなります。
もちろんおやつなどに単体でドライ納豆を与えても良いです。
使い方は様々なので、あなたに合った方法で犬に与えてみましょう。
納豆は大豆でできているため、大豆アレルギーを持つ犬には絶対に与えてはいけません。
ですので、犬用の納豆を与える場合には、事前に獣医に大豆のアレルギーがあるのかどうかを確認する必要があります。
食物アレルギーはひどい場合にはショック死してしまう可能性があるので、何の確認もなく与えるのは避けた方が良いと言えます。