実は、レトルトタイプのウェットフードには、【におい】が美味しいという特徴があります。これは、犬が食べる食事に最も大きな栄養を与えるのが、フードの味ではなくにおいだからなのです。ちなみに、犬は嗅覚が私たち人間と比べると約100万倍〜1億倍にもあるにも関わらず、味覚は1/4程しかないのです。
レトルトフードは、以下のような場合に与えると効果的です。
1-1.ドライフードだけだと食べが悪い
普段食べているドライフードの食べが悪く、必要な栄養素がうまく摂取できない場合にトッピングとしてドライフードにレトルトフードを混ぜて与える。
1-2.レトルト+ドライフードにしても栄養バランスは保ちたい
必要な栄養素は偏ることなく摂取させたい時に、レトルトフードと混ぜると、効率よく摂取することができる。
1-3.歳をとってドライフードが食べづらくなった
加齢によりドライフードが噛めなくて食が細くなってしまった場合に、レトルトフードをあげることにより食いつきが良くなり必要な栄養素を摂取できる。
レトルトフード最大のメリットと言えば、犬が好むにおいのため嗜好性が非常に高いことです。レトルトフードというと、ドライフードとは違い補助食というイメージが強く、レトルトフードだけでは必要な栄養素を摂取できないと思いがちですが、レトルトフードにも【総合栄養食】があるため、レトルトフードでしっかりと栄養素を摂取させたい場合は、総合栄養食と記載されたレトルトフードを選ぶと良いでしょう。
また、レトルトフードは缶と違いパックなので、廃棄も楽なのが私たちにとっては嬉しいポイントでもあります。
レトルトフードは水分含有量が多いため、水分の摂取量が減る場合が多いです。そのため、水分を摂取しなくなったと言って過度に心配する必要はあまりありません。また、水分含有量が多いため食べすぎると下痢を引き起こす可能性があるので、与えすぎには注意が必要です。
更に、レトルトフードはカロリーが高いため食べすぎると体重が増え肥満傾向になる場合もあります。その場合は、愛犬の様子を見ながら適度に与えると良いでしょう。