ドッグフードを選ぶ際に、どのような基準で選ばれているでしょうか。
ドッグフードの目的は、犬が必要としている栄養を過不足なく供給することです。ですから、最も大切なことは、栄養バランスの取れた安全なドッグフードを美味しく食べてくれることです。
犬の基本的に必要とする栄養バランスがありますが、犬種や年齢、体調などによって調整されたものが必要です。タンパク質だけを見ても、元気な成犬であれば、良質な動物性タンパク質メインの食事、病気などからの回復期や老犬では、消化性の高い植物性タンパク質などがメインの食事、アレルギー症状があれば、アレルゲンとなりにくいラムやターキーなどをタンパク源とした食事など、愛犬に適した栄養素が配合されたフードが必要です。
安全性については、日本のドッグフードの安全性は高いといえます。
ペットフード安全法が施行される以前から業界団体による自主規制を行い、各フードメーカーはさらに厳しい自社基準に沿ったフードづくりをしていましたので、2007年に北米や欧州で大量のペットが犠牲になった事件が起こっても、日本では未然に防止できています。より安全なフードというのは、やはり、愛犬に適したフードを選ぶということになります。
犬は一つのフードで生涯過ごすこともありますが、加齢や病気などで他のフードに切り替えなければならないこともあります。そのためにも普段からいろいろなフードを混ぜたり、トッピングしてあげることも大切です。犬も飽きることなくおいしく食べてくれますので、長く健康を維持することができます。
2014年のペットフード選びの基準についてのアンケート調査の結果があります。最も重視する点が栄養面で30.3%、安全性28.8%、嗜好性16.1%となっています。また、ペットフードのパッケージで注目する点は、原材料・成分値35.1%、原産国20.2%、製品特長(関節・整腸サポートなど)15.6%となっています。やはり、ペットの健康面・安全面を重視される方が多く、価格を重視するという方は約10%ほどと低くなっています。