缶詰のドッグフードは、フードの中でもやわらかい部類に入るためどの犬にも与えることが可能です。
例えば、子犬や老犬は共に身体機能が成犬よりも低いためドライドッグフードを咀嚼し、消化することは困難です。
しかし、缶詰ドッグフードですとそれらが可能であるため与えるのに適しているといえます。
そして、小型犬にも与えることが出来ます。
小型犬は子犬や老犬と同じく身体機能が中型犬以上の犬に比べると低いです。
それに加え、飽き性でワガママな正確の犬が多くフードを食べてもらえないといったトラブルに見舞われる飼い主も結構居ます。
しかし、缶詰ドッグフードであれば小型犬でも食べることが出来ます。また、基本的に一缶ずつ販売されているので数種類購入し、ローテーションを組んで与える事が出来ます。
ですので飽き性の対策にもなるのです。
以上の点から、缶詰ドッグフードはどの犬にも与えられるというメリットがあるといえます。
そして、缶詰ドッグフードはどこでも販売しているためすぐに手に入ります。
例えば近所のスーパーやコンビニでも見かけたことはあるのではないでしょうか。
そのため、緊急時にも大変ありがたいです。
例えば夏場のジメジメした日。いつものように愛犬にドッグフードを与えようとしたところカビが生えてしまっていたという時。たとえドライドッグフードでも、日本のジメジメした気候ではカビや外注が発生しやすく、上記のようなトラブルが起こることは結構あります。
また旅行に愛犬を連れて行った際、ドッグフードを忘れてしまったというような時。人間と同じ物を与えるのは犬の体にとっては大変危険なので避けなければなりません。
そういったときに、コンビニ等ですぐに変える缶詰タイプのドッグフードは大変便利です。
中には食べきりサイズの物もあるので、緊急時に購入したのはいいものの余らせてしまったということにもなりません。
そして、缶詰ドッグフードは水分量が多いので夏場の脱水症状を防ぐにも適しています。
特に老犬の場合、フードはおろか水分すらなかなか摂ってくれないほど弱ってしまっている犬も居ます。
そのような犬の場合は、普段の食事で水分を摂取できることが重要になってきます。
ですので、老犬には水分量の多いウェットタイプのものが推奨されていることが多いです。ですが、夏場の場合は余らせてしまうと腐敗に繋がるため、コストパフォーマンスがかなり低いのです。
ですが、缶詰タイプのフードであれば食べきりサイズを選べば腐敗の心配はありませんし、水分量も多いので水分摂取も可能です。
老犬は特に、夏場になると脱水症状になりやすいため缶詰ドッグフードを用意しておくと良いでしょう。
缶詰タイプのドッグフードは、薬と組み合わせて与える際に大変便利です。
先述のように、缶詰タイプのドッグフードは水分量が多いです。ですので、特に粉薬の場合は溶けやすく、犬にばれにくいのです。
更に、缶詰ドッグフードは食いつきが良いことが多いです。何故かといいますと、缶詰タイプのフードは肉類の比率が大きく、またにおいも強い物が多いです。
ですので、犬は本能的に食べてしまうというわけです。
肉の比率が大きいと消化にも良いので内臓にも優しいです。薬を飲まなければならない状態である際にはピッタリのフードであるといえます。
そのため、獣医によっては投薬時に、自身が推奨している缶詰タイプのフードを教えてくれることもあります。
そして、缶詰タイプのドッグフード最大の特徴が長期保存が可能であるという点です。
ですので、買い溜めをして保管しておくということが可能です。
災害時における動物のフードが飼い主自身で確保できないという事例は、阪神淡路大震災や東日本大震災などでも報告されています。
原因として考えられるのが、ドライドッグフードなどの場合水に浸かってしまうとその時点で使用できないという点が考えられます。
しかし、缶詰タイプは密閉されているため耐水効果があるので、もし保管場所が浸水などの被害にあったとしても大きな問題はありません。