ドッグフードは人間が食べてもおいしく感じるのでしょうか。
一般的なドッグフードともいえるドライタイプのドッグフードは一見シリアルの様には見えますが、独特の匂いがあり、決して人間が食べたくなるようなものではありません。
味も人間には決して美味しいといえるものではないといえるでしょう。
「そんなものをなぜドッグフードにしているの?」と疑問に感じる人もいるでしょうが、人間と犬とで、美味しさの基準が違っているのです。
人間は舌で感じる味で美味しさの多くを感じ取っていますが、犬は味よりも発達した嗅覚によって食べ物を判断しているのです。
もちろん味を感じる事も出来ますが、人間に比べて単純な味しか感じられません。
ですので、ドライタイプの物は人間にとって決して美味しく感じるものではないのです。
しかし、ウェットタイプは一概にそうとは言えません。
ウェットタイプは素材の形や食感がしっかりと残っており、犬も一般的にドライタイプよりもウェットタイプを好みます。
そのためウェットタイプは「柔らかくて味が薄い」という点はありますが、十分に美味しいといえるかもしれません。
実際にウェットタイプは見た目もとても良いですし、人間の食べ物の形態に最も近いドッグフードの一つであるといえます。
嗜好品ではどうでしょうか。
嗜好品にはサツマイモや軟骨成分で出来た芯に乾燥肉を巻きつけてある物がありますが、これも人間には決して美味しいとは言える物ではありません。
しかし、おなじ嗜好品でもクッキーのような菓子タイプの物は十分人間が食べても美味しいといえます。
実は犬は甘い味が好きなので、おやつでは少し甘い味が付けられています。
前述の乾燥肉もほんのりとした甘みがあります。
このように、ドッグフードはその種類によって人間が食べても美味しいと思えるものがあるのです。
ただ、中には人間共用の物がありますが、基本的に犬用のものです。
成分なども犬に合わせてある物なので積極的に食べるのは止めておいたほうが良いかもしれませんね。