ささみは余分な脂肪の少ない良質なタンパク源です。
ささみと一緒に少量のレバーなどを一緒に調理すると栄養バランスもよくなります。焼いたり煮たり蒸したりと、いろいろな調理法であげると、喜んで食べてくれます。
ささみ2〜3本程度なら電子レンジで3〜5分ほど加熱すれば中までしっかり火が通ります。この方法が最も簡単な調理方法でしょう。
塩分少なめのチーズやハムを刻んで混ぜたり、ささみを茹で汁と一緒に柔らかいご飯にかけてあげたりとシンプルな食事を好む傾向もありますので、あまり気張らなくても喜んで食べてくれますので、作り甲斐があります。
味付けをする必要もありませんから、料理が下手でも構いませんし、添加物などもありませんから、安心できる食事です。
とはいっても、人とは食性が異なりますので、注意しなければならないこともあります。
まず、犬は肉食性の雑食ですから野菜はあまり消化が得意ではありません。全く食べなくても健康に影響もないものです。ただ、野菜の食物繊維は健康にいいものですから、少量であれば茹でて小さく刻んで、食事に混ぜるようにしましょう。キャベツやブロッコリー、サツマイモ、カボチャなどが一般的に多く使われます。
ささみと一緒にいろいろな食材を調理する際には、与えてはいけないものもありますので注意が必要です。ネギ類は絶対に与えてはいけません。
例えば、玉ねぎは、成分に含まれる有機硫黄化合物が赤血球を破壊し、貧血などの中毒症状を引き起こします。
ブドウや牛乳、生卵、生の魚介類なども与えてはいけないものです。食材は、調理する前に必ず確認しましょう。
たまに手作りのドッグフードを与えるのは食事が豊かになり、またドライフードのトッピングやおやつとして与えると喜んで食べてくれますのでうれしいことですが、常に与えることは避けた方がいいでしょう。手作りのドッグフードで栄養バランスを取るのは難しく、犬の健康を考えると、普段の食事としては総合栄養食のドッグフードを与える方がいいでしょう。