ドッグフードをブレンドすると、いろいろなメリットがあります。
複数のフードをブレンドすることで、風味や食感が変わり、飽きが来ません。1種類だけで生涯過ごせればいいのですが、突然食べなくなることもありますので、それから食べてくれるドッグフードを探すのは大変なことです。普段から複数のドッグフードをトッピングするようにすれば、好き嫌いもなく多くのフードを食べてくれるようになります。
複数のドッグフードを食べることにより、食物アレルギーのリスクも減らすことができます。
食物アレルギーの原因は、特定の原材料を継続的に摂取することにより免疫系の許容範囲を超え、抗体反応を起こすといわれ、その主な原因がタンパク質となっています。ですから、タンパク源の違う複数のフードを利用することは、このリスクの回避にもなります。肉メインのフードや魚メインのフードなどを組み合わせるといいでしょう。
食の細い犬も、嗜好性の高いドッグフードを混ぜたりトッピングしたりすることで、食いつきがよくなります。食が細いと栄養分を充分に摂取できていないこともありますので、納豆のドッグフードやビール酵母のドッグフードなどを利用すると栄養補給にもなります。消化も助けてくれ、体質改善も期待できます。注意すべきことは食べすぎです。給餌量が1日の必要摂取量を越えないように調整する必要があります。
時にはウェットフードの併用も効果的です。ウェットフードは嗜好性が高いものですから、しっかり食べてくれますので、水分をあまり摂らない犬であれば水分補給にもなります。高齢犬は身体機能も衰え、噛む力も弱り、食欲も低下しがちですが、ウェットフードを混ぜてあげれば食いつきもよくなり、ウェットフードの水分がドライフードを湿らせることにより多少柔らかくもなり、食べやすくなります。さらに、高齢犬に砕いたタイプの納豆のドッグフードを加えてあげると、腸内環境を整えたり、歯垢や歯周病、口臭対策にもなります。
愛犬に適した複数のドッグフードをブレンドしてあげると健康維持に効果的です。できるだけいろいろなフードを利用して健康で美味しい生活をさせてあげましょう。