冷凍ドッグフードは調理後急速冷凍したフードのことで、使う分だけ取り出し解凍して給餌するドッグフードです。
湯煎や流水、電子レンジ、スチームなどで解凍したり、中には冷凍庫から取り出して、そのまま与えるタイプのフードもあります。形状も手作り風や大きなクッキーの固まりのようなものなどがあります。
冷凍ドッグフードのメリットは、調理後すぐに冷凍されますので、保存料や防腐剤などの添加物がほとんど使用されていないことです。真空パックしてから急速冷凍されますので、アミノ酸やビタミンなどを壊すことなく、また、肉の油分なども劣化することなく、鮮度が保たれています。そのまま冷凍しておけば長期保存も可能で、賞味期限も製造日から6か月ほどはありますので、まとめ買いすることができます。
添加物を使わないというだけではなく、人の食材としても問題のないヒューマングレードの食材にこだわったものが多く見られます。国産の若鳥や野菜などを使い、油脂にまでこだわり調理されています。中には鶉を主原料にしたフードもあります。
急速冷凍することにより鮮度が保たれていますので、風味が損なわれず嗜好性が高く、食いつきがいいということもあります。また、調理後すぐに冷凍されていますので、食材の水分も失われず残っていますので、あまり水分を摂らない犬にも適しています。
水分を含んでいるタイプは、カロリーもやや低めになりますので、ダイエットが必要な犬も満足感がありながら無理なく減量することができます。
手作りフードでは手間がかかり栄養バランスを取ることも難しいため、どうしても市販のドライフードがメインになってしまいます。冷凍ドッグフードにはいろいろな形状があり、手作り風のものもあります。栄養バランスに考慮された仕上げになっていますので、そのフードや愛犬の好みに合った解凍方法で与えるだけです。まだ流通量が少ないため、少々高めでコストパフィーマンスはよくありませんが、たまにのごちそうとして利用してみるのもいいでしょう。