犬は、炭水化物・たんぱく質・脂肪・ビタミン・ミネラルの5大栄養素に水を足した6大栄養素が必要となります。それぞれの栄養素をバランスよく摂取することにより、健康を維持することが出来るのですが、そのバランスは私たち人間に少し似ています。
1-1.人間
炭水化物68% たんぱく質18% 脂肪14%
1-2.犬
炭水化物60% たんぱく質25% 脂肪15%
ちなみに、たんぱく質の方が多いのには理由があり、犬は皮膚と被毛の維持にたんぱく質が使用されるからです。つまり、健康状態が良くバランスよく栄養素を摂取している犬は、毛づやが良いということにないります。
ドッグフードには、大きく分けて3つの種類があります。そのため、理解せずに与えていると栄養不足にもなりかねないので注意が必要です。
2-1.総合栄養食
そのドッグフード+水だけで健康を維持することが出来る栄養バランスのとれたドッグフードのことを言います。総合栄養食には、犬種別・年齢別などに分かれているため、愛犬の状態に合ったドッグフードを与えることが必要です。
2-2.間食
一般的にいう犬のおやつのことをいいます。おやつには栄養基準はないので、与えすぎには気を付けましょう。また、1日あたりのエネルギー量の20%以下に抑えることが望ましいです。
2-3.目的食
特定の栄養素やエネルギー補給のために与える食物のことをいいます。また、目的食には療法食やサプリメントも含まれます。
結論から言うと、ドッグフードだけで犬を育てることは可能です。ただ、その場合は与えるドッグフードは【総合栄養食】とパッケージに記載されたものを選びましょう。
また、総合栄養食にはお水が必要(水分含有量が10%以下のため)です。これらを守れば、おやつを与えなくてもドッグフードだけで犬を育てることができます。
もし、ご褒美やコミュニケーションの一環でおやつをあげたいと考えるなら、おやつの代わりに数粒のドッグフードを与えるという方法もあります。こうすれば、おやつを与えなくても必要な栄養を十分に摂取することができるのです。