健康維持の為にカロリーを気にしている人は多いと思います。
過剰なカロリーは肥満の原因となり、各臓器に負担をかけ、病気の原因にも成りますし、カロリー不足も痩せすぎてしまい、体力が低下する他にも身体の機能が正常に働かなくなるなど様々な弊害があります。
これは人間だけでなく、犬にも言えることなのです。
ドッグフードは100gあたり大体300〜350キロカロリーに設定されています。
人間がおやつとして食べるスナック菓子よりも少しカロリーが高いとイメージすればわかりやすいと思います。
ですが、おやつとは違い、ドッグフードは「食事」です。
必要な栄養素をバランスよく配合されているのです。
犬は人間に比べて身体が小さく、必要とするカロリーも人間に比べれば少ないですが、それは人間よりもカロリーの差による影響を受けやすいともいえるのです。
多くのドッグフードは一食分のカロリーとしては記載されていません。
これは食事の内容でカロリーコントロールする人間のような食事タイプではなく、ドッグフードは量でコントロールするタイプだからです。
味の好みによっても多少の差はある物の、犬は与えられた分食べてしまいます。
ペットとして飼われている犬は肥満が多いのもこのためです。
「健康の為にこれくらいにしておこう」とは考えないのです。
ですので、食事を与える側が量でコントロールしてあげる必要があるのです。
肥満用のドッグフードは通常よりもカロリーが抑え気味になっているのですが、やはり量をしっかり管理しておかなければ意味がありません。
また、元々必要な栄養分をバランスよく配合したものからカロリーだけを抑えるという事は難しく、ダイエット用ドッグフードでは栄養が偏ったり、足りなかったりする事もありますし、栄養不足から筋力の低下なども起こり、太りやすくなってしまうこともあるので、量の管理はより重要になります。
目分量ではなく、計量カップをつかうなどして一定の量を与えるようにしてあげると管理がしやすくなります。
肥満になってしまったワンちゃんには、ダイエット用ドッグフードがありますので今までのから変えることをおすすめします。