犬の体臭が酷くなる原因はその犬の体質もありますが、ドッグフードが原因になっている場合もあります。言い換えれば、ドッグフードを見直すことによって、悩んでいた愛犬の体臭を改善することができるということです。
ドッグフードが原因の体臭は、質の悪い原材料や多くの添加物が使われているフードを食べることにより、腸内環境が悪化するため発生します。このようなドッグフードのほとんどは消化が悪く、消化器官内に留まりガスが発生します。このガスが一度血管に吸収され、汗腺から発散され酷い体臭になります。
このような質の悪い原材料や添加物を多く使っているフードは安価で売られており、ペットショップやスーパーマーケットなどに多く出回っています。安価で手に入りやすいため、買い与える飼い主も多く、体臭が悪化している犬は多いです。
安価なドッグフードは、原材料のコストを抑えるために安価で取引される質の悪い原材料を使用しています。
代表的なものとして4Dミートがありますが、みなさんは聞いたことがありますか?
これはDead(死んだ動物の肉)、Dying(死にかけていた動物の肉)、Disabled(障害をもった動物の肉)、Diseased(病気の動物の肉)の頭文字をとった大変質の悪い肉のことです。
このような4Dミートは質の悪いタンパク質や脂質からできています。
犬はタンパク質や脂質を多く必要とする動物ですが、タンパク質の質が悪いと分解時に体臭の原因となるアンモニアや硫化水素が多く発生します。脂質の質が悪いと皮膚の毛穴や皮脂腺がつまり、皮脂が酸化し体臭の原因となります。
4Dミート以外にも、質の悪い原材料として「肉副産物」や「穀物」があります。
肉副産物はミートやミール、肉粉、肉類という記載をされる場合もありますが、動物の肉以外の骨や毛、内臓や糞尿などが混ざったものの総称です。
穀物は一見品質の悪いもののようには見えませんが、実際は人間の食品を作る際に出た残りカスや皮などのもはや生ゴミのようなものがカサ増し目的で使用されています。
このような肉副産物や穀物は犬にとって非常に消化しにくく、腸内環境を悪化させます。さらに、このような品質の悪い原材料を誤魔化すために添加物も多く使用されており、この添加物も腸内環境を悪化させる一因です。
このように、安価で品質の悪い原材料を使用しているドッグフードは体臭の悪化に加えて、犬の健康へも悪影響があります。
体臭を抑えるためには、値段は高価になりますが良質な原材料が使用されているドッグフードに変更しましょう。
また、消化の悪い穀物類を使用していないグルテンフリーやグレインフリーのドッグフード、添加物が含まれていない無添加ドッグフードもありおすすめです。