犬は、味覚や視覚よりも嗅覚に優れた生き物のため、ドッグフードやおやつも嗅覚で判断をしています。つまり、犬にとって食欲を刺激するのは、そのドッグフードの匂いであって味や見た目ではありまん。とは言え、味覚も私たち人間に比べると劣りますが、甘味などは感じることができます。
以前に比べると減少傾向にありますが、今でもドッグフードに着色料が使用されることがあります。犬は、視覚では判断しないのになぜでしょうか。それは、犬のためでなく飼い主さんに買ってもらいたいという理由から、着色料が使用されているからだそうです。
私たち人間は、見た目に影響されやすいため、着色料を使用したドッグフードの方が美味しく見えてしまいます。つまり、キレイに見えるから美味しそうではなく、実際には愛犬の健康を害する可能性があるということです。
ただ、着色料には天然着色料と合成着色料の2種類があります。
天然着色料は、天然の素材から抽出した色なので健康を害する可能性は少なく心配はあまりまりません。パッケージにも、「〇〇エキス」などと記載されているため、もしかしたら見たことがある人もいるかもしれません。とは言え、天然着色料はコストが高いため、ドッグフードにはあまり使用されていない場合が多いです。
つまり、ドッグフードに使用されている着色料の多くは、「赤色〇号」「青色〇号」などどと記載された合成着色料になります。
合成着色料は、文字通り化学合成によって作られた色なので、健康を害する可能性もあるのです。
ここでは、各着色料が抱えるリスクなどを紹介していきます。
3-1.赤色3号
石油から作られたタール色素です。かまぼこや福神漬けなどに使用されている着色料ですが、発がん性のリスクが懸念されているため、日本では使用が出来ますが、アメリカ・ポーランド・ドイツでは、使用が禁止されています。
3-2.赤色40号
駄菓子などに使用されていることが多い着色料で、アレルギーの危険性があります。
3-3.赤色105号
練り製品に使用されていることが多い着色料で、染色体異常や発がん性のある着色料です。
見た目が美味しそうであっても、犬にとってみれば見た目は関係ありません。犬の寿命は、私たち人間よりもはるかに短いため、出来れば着色料を使用していなかったり、あまり使用していない安全なドッグフードをあげたいところです。