たくさん犬を飼っている場合、同じ犬種であっても身体の大きさによって必要な栄養量もカロリーも違いますし、犬種が違う犬をたくさん飼っている場合は必要な栄養やカロリーの差はより大きな物となります。
一番良いのは小型犬用や大型犬用など、犬種別の物を用意しておくことですが、それでは管理が大変ですし、誤植も心配になります。
また、犬は食べやすい物の方が食いつきが良いですので、比較的小粒で柔らかい小型犬用の物を大型犬が食べてしまう事も考えられます。
ですのである程度、広い範囲の犬が食べる事ができるドッグフードに統一しておくと良いでしょう。
では、どういったドッグフードが適しているといえるのでしょうか。
まず考える必要があるのが固さです。
大型犬ほど噛む力が強く、それに対して小型犬ほど噛む力は弱いといえます。
大型犬がなんなく噛む事ができても、小型犬にとっては食べにくい可能性があります。
それが原因で食べ残し、他の犬がそれを食べてしまう事も考えられます。
小型犬でも食べられる粒の大きさ、固さで、カロリーは小型犬でも調整がしやすい物を選ぶとよいでしょう。
同一犬種の場合は一番身体の小さいワンちゃんに合わせてあげましょう。
こうすることによって、カロリーの管理が簡単になるので、犬種や身体の大きさに合わせてドッグフードを量で調整するだけでよくなりますので便利です。
それでもあまり食べない場合にはドッグフード用のふりかけなどを併用したりふやかしてあげたりすることで対応しましょう。
また、注意する必要があるのはアレルギーです。
鶏肉に対するアレルギーをもっているワンちゃんがいる場合は鶏肉が使われている物を避けるようにしましょう。
こういった点でも、アレルギーを持っているワンちゃんに合わせてあげることでほかのワンちゃんも食べる事ができる物を選ぶ事ができます。
多頭飼いはしつけや食事の管理が難しいですが、ちょっとした工夫で飼い主にもワンちゃん自身にもストレスを与えることが無くて済みます。