犬がドッグフードを残す場合は、原因を確認する必要があります。
体調が悪くて食べないこともあれば、気まぐれで食べないこともあります。
元気がなく、じっと寝ている時は、他に嘔吐や下痢の症状はないか、水の飲み方、排尿や排便なども確認します。
1日以上元気がなく食べないようであれば、動物病院を受診するほうがいいでしょう。
かゆみなどのあれば、食物アレルギーの可能性もあります。
水も飲まず、排便排尿もないということであれば、重大な疾患の可能性もあります。
元気があるのに食べない場合は、気まぐれ、あるいは、単に食欲がないということです。
20〜30分しても食べなければ、トレイを下げます。
1日もすれば、お腹も空きますので、残さず食べるようになります。
おやつなどの嗜好性の高い食べ物を与えすぎた場合にもドッグフードを食べなくなることがあります。
頻繁に、しかも量的に多く与えていると、いつものご飯を食べなくても、おいしいものがもらえると思い、待っているのです。
このような場合は、ウェットフードなど嗜好性の高いフードを少しトッピングして与え、通常の食事を食べるようになるまでは、おやつを控えめにします。
多少時間はかかりますが、ドッグフードを食べてくれるようになります。
ドッグフードは残しても元気があるのに下痢をしているという場合は、ドッグフードの与えすぎです。
食べ過ぎで消化しきれないため、下痢という症状になって現れます。
まれに、1日の量を1回分と勘違いして与えられていることがあります。
愛犬に必要なドッグフードの量を確認し、適正な量を与えましょう。
また、割安だからと量的に多すぎるものを購入した結果、劣化が進んで風味が失われている、あるいは、すでにフードが傷んでいるということもあります。
ドッグフードを購入する際は、長くても1か月程度で食べきれる量のものを選び、専用の密閉容器などでしっかりと保存しましょう。
長い間食べ慣れたフードでも突然食べなくなることがあります。
製造過程では質が均一になるように工夫されていますが、嗅覚の敏感な犬はかぎ分けるといわれています。
ウェットフードなどをトッピングして、嗜好性を高めて与えてみましょう。
犬がドッグフードを残すには必ず原因があります。
基本的にはフードを変えずに、原因に応じて、適切に対応してあげましょう。