ヨーロッパはペット先進国で知られていますが、ドイツもEUに属しEU法に基づいて国内法が整備されています。食品と飼料の安全に関する基本枠組みの中にペットフードも含まれているため人間食と同等の安全性が求められています。
食品や飼料の管理、衛生条件、施設の登録・承認・管理、飼料の原料・配合飼料の表示、有害物質の規制、飼料添加物・動物性タンパク質の利用等に関する規則などが定められています。
欧州ペットフード工業会連合では、安全なペットフードの製造に関する実施基準やその他のペットフードの栄養等に関する基準を策定し、ペットフードの安全性を確保しています。
人の食品と同じ枠組みで製造されるドイツ産のドッグフードは、原材料はヒューマングレードの食材ということになります。人が口にできる原材料であれば、それだけでも安全性は高いといえますが、他の食材についても有機栽培で育てられた野菜や穀物、ハーブなどを使用するというペットの食への意識の高さがあります。
化学薬品や合成添加物を使用しないというのも一般的になっています。
ドッグフードのメインの食材となっている肉は、ホルモン剤や抗生物質等の薬剤を基準以上に使用したものは排除しています。また、有機栽培の野菜や穀物でも、人が食べられないような部分を使用することもありません。
もちろん、ドイツ産のドッグフードも優れたものばかりとはいえませんので、低品質のドッグフードの中には、人の食材として好ましくないものも含まれる可能性はあります。
ドイツのドッグフードのメーカーの中には、輸出するフードの輸送中の安全性にも配慮する会社があります。コンテナに詰められて運ばれますので、内部の温度や湿度からパッケージ内で結露するなど、品質を劣化させる可能性があります。それを防止するために、専用のコンテナを使用し、内部の環境を一定に保ち、高品質のドッグフードを届ける工夫がされています。
このように、日本国内で購入できるドイツ産のドッグフードは、品質も安全性も非常に高いものといえます。殺処分ゼロのドイツのペットの環境を考え合わせると、なお一層安心して購入できるフードです。