栄養バランスのとれたドッグフードであるかどうかを考慮し、選ぶ際にはまず肉の比率が大きいかどうかを基準にすると良いです。
犬にとって、タンパク質が一番重要な栄養素です。タンパク質を摂取することで筋肉や骨格など成長に深く関わる部分が形成されるのです。
そして、肉が多く含まれているということは、たんぱく質が多く含まれているということになります。
犬はタンパク質である肉を消化するための内臓に特化しています。そのため肉の比率が大きいということは犬の内臓への負担も軽いということなのです。
そのため、栄養のバランスが考慮されたフードの多くは肉を中心とした配合によってドッグフードが作られています。
ですので、栄養バランスの取れたフードを選ぶ際には、まず肉の比率が大きいかどうかで選別すると良いのです。
犬は肉食動物ですが野菜の摂取する必要があります。
なぜなら、犬の胃に存在している消化酵素ペプシンは、野菜などの植物から摂取する必要があるからです。散歩中に、道に生えている草を食むのもそのためです。
ですので、近年では野菜を含んだドッグフードを販売するメーカーも増えてきました。
しかし、このペプシンは新鮮な野菜にしか含まれていないのです。ですので、加熱や乾燥加工を必ず必要とするドライドッグフードから摂取することは大変難しいといえます。
ではどういったフードからなら消化酵素を摂取できるのかといいますと、例えばレトルトタイプのように水分を多く含んでいる物であれば新鮮な野菜を含ませることも可能です。
栄養バランスの取れた犬用のおやつとして、最もポピュラーなのはジャーキーです。
ジャーキーは肉を干したものなので、タンパク質が豊富です
そのため散歩などの運動の後に与えることで、更なるタンパク質の補給が可能となります。そうすることで筋肉の成長を促したり、あるいは毛並みを良くすることにも繋がるのです。
そして最近では犬用のチーズがあります。
チーズには多くの乳酸菌が含まれています。乳酸菌は、腸内で活動している善玉菌のエサになるのです。ですので、この乳酸菌を多く摂取することで善玉菌を増やし、腸内の改善が可能となるのです。
さらに、犬用のドライフルーツも最近注目されています。
フルーツには先述の消化酵素が多く含まれており、食物繊維も豊富です。そして普段の食事からは摂取することが難しいビタミンも得ることが出来ます。
このようなオヤツを用いることで、普段与えているフードでは得られない物を摂取し栄養バランスを整えることが可能なのです。
1種類のフードだけではなく、いくつかのフードを組み合わせて与えるという方法もバランスを整えるのには適しています。
販売されているフードの中には、人間でいうところのサプリメントのような効果を持つものもあります。
そういったフードは単体で与えるのではなく、日常的に与えているフードと混ぜて与えることを前提としています。
またサプリメントフードだけではなく、一つの栄養素に特化したドッグフードも存在します。
そのため、そのような複ドッグフードをブレンドすることによって栄養バランスを自らの手で整え与えることが可能になるのです。