大粒のドッグフードは、大型犬が成犬してから与えて行くものです。なぜならば、子犬の時に与えてもうまく噛み砕くことができないからです。
ドッグフードを咀嚼せずに飲み込んでしまうと、うまく消化ができないため栄養の不足に陥ってしまいます。つまり子犬の成長の妨げになってしまうのです。
また、場合によっては喉に詰まってしまって窒息してしまう可能性もあります。
ひどい場合には 喉に詰まって死んでしまうことも考えられます。
ですので、大粒のドックフードを子犬に与えるのは避けた方が良いと言えるのです。
しかし、大型犬を飼っていらっしゃる方の中には多頭飼いの人もいるかと思います。
そのような場合、複数のフードを用意するのは難しいですよね。
なのでどうしてもという場合には、例えば大粒のフードをぬるま湯でふやかすなどの処置をして与えましょう。
子犬が成長し一歳を迎えてから、大粒のドッグフードへの移行を始めましょう。
一歳までになると、顎や歯がある程度成長するので、噛む力も強くなります。
ですが、まだ発展途上です。なので、成長させるためにも大粒のドッグフードに切り替えていって、噛む力を鍛えていくのです。
ですが、いきなり大粒のフードに変えてしまっても食べるのを避けてしまいます。 そのような際には子犬の頃から食べ ているフードに、徐々に混ぜていくという方法があります。
まぜる量を少しずつ増やして慣らしていくのです。
そして二〜三ヶ月後ほどには大粒のドッグフードを難なく咀嚼できるようになります。
そして決してて小型犬に与えてはいけません。 なぜなら小型犬は成長したところであごや歯の力が 弱いため咀嚼することができないのです。
咀嚼ができないということは。結局フードを丸飲みしてしまうことになります。 フードを丸呑みてしまうとうまく消化ができません。 ですので消化不良、あるいは下痢、便秘の原因になります。
これらはストレスを 抱える原因にもなりますので、 脱毛や皮膚炎、また精神的な部分から言いますと性格が変わってしまうということも考えられます。
ですので、小型犬に大粒のドッグフードを与えることはオススメしません。
大型犬の中でも特に運動量が多い犬には、大粒のドッグフードを強くお勧めします。
なぜなら、噛む力を鍛えるということは全身を支えることにつながるからです。大型犬はかつて、思い荷物を運ぶための運搬犬や狩猟犬などに用いられてきました。今でも軍用犬や救助犬、警察犬など様々な状況で働いています。
そのような犬たちは、日々噛む力を鍛えています。犬は人間と違い、口から尻尾にかけて横一線のラインを沿うような四足歩行の動物です。
ですので、噛むことで首の筋肉に直接的な負荷がかかり、鍛えられます。首の筋肉は全身のバランス感覚を支える重要な筋肉です。ですので、普段から大粒ドッグフードを与える事で首を鍛えることで、運動能力を保つ事につながるのです。
大型犬であったとしても、 歳をとってしまい噛む力が弱まった犬には大粒のドッグフードを使用するのを避けた方が良いです。
噛む力が弱まっているほど衰えているということは、内臓機能も衰えてしまっているということが考えられます。
ですのでうまく消化ができないため、大粒のドッグフードから栄養を摂取することは老犬にとっては困難なのです。更に言えば、老化した犬の多くは食欲不振に陥っている物も少なくありません。ですので食べ辛そうな大粒のドッグフードを差し出すと自分から避けてしまうのです。そうなると、フードを食べない事による栄養失調になってしまいます。若い時分でれば大きな問題にはなりませんが、老犬となると栄養失調であっても死に繋がる恐れがあります。
ですので、たとえ大型犬であったとしても歳を重ねた犬には大粒のドッグフードを与えることを避け、例えばレトルトタイプのようなやわらかい物に切り替えてあげましょう。