犬の臭いには、口臭や便臭、皮脂に繁殖した雑菌による体臭などがあります。
ドッグフードの質や体質に合っていないということが大きな原因です。
適切なドッグフードを与えるだけでもにおいの改善効果があります。
犬は元々肉食ですから動物性タンパク質がメインのドッグフードが適しています。
食性に適していますので、消化吸収に優れています。
栄養の吸収がいいと新陳代謝も改善され、身体全体に栄養を送ることができます。
皮膚や被毛の状態もよくなり、余分な皮脂の分泌が少なくなりますので、皮脂につく汚れも抑制され、体臭を抑えることができます。
植物性タンパク質や穀物の多いフードでは、消化不良を起こしやすく、消化されず排泄される分が多くなります。
吸収される栄養の不足やアンバランスが臭い体臭の原因となります。
植物性タンパク質メインのフードを利用する場合は、消化吸収性を高めたものであることを確認したほうがいいでしょう。
また、食物繊維も重要な要素です。
水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく配合したものが便の臭いを抑えてくれます。
水溶性食物繊維は善玉菌を増やし腸内環境を整えてくれます。
不溶性食物繊維は腸内を刺激し蠕動運動を高めてくれますので、消化吸収もよくなります。
ビタミンやホルモンの生成も高まり、免疫力の強化、感染予防にもなり、身体を健康にしてくれますので、便臭も少なくなります。
食物繊維が不足したり、バランスが悪いと、消化されなかったものは悪玉菌を増やし、悪玉菌の影響を受けてガスを発生し、臭い老廃物となり、悪臭の原因になります。
ドッグフードを適切なものにするだけで、においを大きく改善することはできますが、日頃のケアも大切です。
こまめなブラッシングやシャンプーもすれば、さらに効果的です。
シャンプー時に肛門腺を絞ってきれいにしてあげると、お尻からの臭いも改善できます。
また、口や耳の手入れなども、小さい頃から習慣づけるとケアもしやすくなり、においも軽減されます。